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前代未聞のライブ

2020.11.20
前代未聞のライブ

実は11月3日にスタンドFMというラジオアプリでミニサキさんという方と初めて遠隔地によるコラボライブをした。

スタンドFM?ラジオアプリ?という方のために少し説明を加えると、スタンドFMというアプリを使えば、誰でもラジオの配信者になれるし、そこで配信された多くの人々の配信を聴くことも出来るし、コラボ(誰かを自身のチャンネルに招待しそこでのトークを配信すること)も出来る。勿論、無料のアプリだ。

これはYouTubeを使えば、誰でも動画の配信者になれるのと同じである。

ラジオなので、音声のみだ。

そこでは、私のように自分のビジネスの話をする人もいれば、好きなモノ(例えば、映画やアニメ、アイドルについて)語る人もいれば、日々感じたことや思ったこと、雑談をライブで流す人もいる。

私が思うに、自分の持つ何かを誰かに発信したいというのは人間の本能的な欲求なのではないかと思う。

多くの人は発信するにはそれが有益でなければならないと思い込んでいるかもしれないが、それは多分見たり聞いたりする方が決めればいいだけの話であり、発信すること自体は自由である。SNSの登場によってそれが物理的に可能になり、その事の楽しさに気付き、謳歌する人が増えたということだろう。

SNSがもたらした変化というのは、様々な情報が飛び交うことだと思っている人が多いだろうが、それはただの結果に過ぎない。私が思うに、SNS最大の効用はスマホさえあれば誰でも配信者、発信者になれるという点ではないだろうか。

これまでは映像にしても動画にしても、音声にしても文章にしても、既存のメディア(TVやラジオ、映画や本)に出演・出稿できる限られた芸能人や著名人や小説家にしかそのチャンスはなかった。

SNSはその構造を破壊した訳だ。

ユーチューバーの登場がその分かりやすい一例だろうと思う。

 

その上で何故YouTubeではなく、ラジオを選ぶ人はいるかというと手軽だからだ。

動画と違って寝起きでもパジャマでも自分の状態に関係なく配信できるし、顔を出す必要が無いので、身元を明かすことなく配信が可能であるのが大きな魅力だ。(だからこそ、ユーチューバーの中にはマスクをして配信する方が存在しているのかもしれない。)

私自身はサトミ営業相談所代表川端として、名前を出して配信しているのでその恩恵はないが、SNS上では本名を出して投稿している人の方が稀であることも事実である。

つまり、Facebookと違って、名前などを含む身元や顔を出して何かを配信するという事自体が一つのハードルであり、裏を返せばそれさえクリア出来れば発信者になりたいという人はたくさんいるという事だ。

私は常々言っていることだが、肩書や経歴などとその人が持つ面白さや頭の良さの間には何の相関関係もない。つまり、本名や顔を明かしてなくても面白い人は面白いし、むしろ本名を隠してなら自分の一番出したいモノを発信できると思っている人は実は多いのではないか。

しかも、自分が一番出したいモノだけにそのクオリティは実は結構高い。

(これも裏を返せば、こうした感覚やモチベーションで仕事に取り組んでいる方は相当に稀な幸せな人であり、高いクオリティを出すことが出来る。恐らくそうした生き方を選べば今と全く違う人生になる人も恐らく相当数いるだろうと思う)

そして、この層の厚さは実はかなり侮れないと思う。

特にビジネスや職業にしていないだけでとてつもない知識や信じられない面白さを持った人はかなりいる。

それを仕事としているのは、私も含めて相当少数であろうと思う。

しかし一方で、仕事にしていないだけで彼らを凌駕するような人材はたくさんいるのである。

 

 

こうした知られていない面白き人々を掘り起こすツールになる可能性が高いのは、あらゆる意味でハードルが低いモノだ。

それをクリアし、なおかつ自由度が高いアプリの一つがラジオアプリである。

YouTubeに比べても配信が手軽でかつ音声のみの配信なので匿名性も高く、文字数の制限があるTwitterよりも配信の自由度が高い。

また、ブログのように文字に起こすのが苦手な方の需要も満たすことが出来る。

だからこそ、私はこのアプリを通してこれまで出会うことが無かった人々との出会いや交流を可能にするのではないかと考えた。

そういう人たちと交流することで自分の仕事やアドバイスも幅が広がり、新たな自分の人脈を見出すことが出来るのではないか。

こうした面白き人々との人脈や交流こそ、弊所サトミ営業相談所最大の特色であり、強みであり、生命線である。

そう思ってスタンドFMを始めたのである。

そして、そこで私の目に留まったのがミニサキさんの配信である。

 

彼女はマレーシア在住の営業ウーマンである。

私は彼女の配信を聴いていくうちに、なんだか面白い人だなあと思うようになった。

時に英語で歌を歌い、時に海外生活を経験した方とコラボをしたり、多彩にスタンドFMを楽しんでいると感じた。

遠く離れた日本で営業の専門家として仕事をしている私と仕事について話をしたらどういう展開になるのだろうと期待に胸を膨らませ、「私とコラボライブをしませんか」と依頼した。

 

会ったことも話したこともない、かつ距離的に日本とマレーシアで離れており、何より共通点が見いだせない私とのぶっつけ本番のライブだ。彼女は当初乗り気ではなかったが、何とかやってみましょうとの返事をもらった。

テーマは彼女からの提案で「上司と部下のあるある」だ。

 

ただ単純に価値観も立場も働く場所も違う二人が職場におけるあるあるを語り合って、とても面白かったし、むしろ自分で自分のことを語るより、お互いの人間性や考え方や価値観が視聴者に押し出されるような気がした。

なによりミニサキさんと話しているうちに、私自身色んなことを考えさせられたし、気付かされもした。

 

是非、聴いてみて欲しい。

会ったことも話したこともない二人がお互いの顔の表情さえ見えない中で一つのテーマで話し合っていると思って聴くだけでも興味深いと思う。

 

直接会って話すよりも、ZOOMでオンラインで話すよりもはるかに相手の気持ちやテンションが分からない状態で話している。

しかも相手のことはほとんど何も知らない状態だ。

更に、実況生中継だから、

どれだけ話が盛り上がらなくてもやり直しは出来ない。

 

おそらくこれ以上ないほど手探りでのトークだと思うが、この試みはかなり面白いし、

自分にとって大きなプラスになることは良く分かった。

 

だから、こういうコラボライブは今後もやりたいと思う。

 

これまで何度も繰り返し語ったように、サトミ営業相談所最大のシンクタンクは肩書や経歴に縛られずに私自身が面白いと感じた人々であり、その最大の強みはどのビジネス本や教科書にもない、あらゆる業界や業種に彩られた人々との交流や議論で私自身に蓄積された独自の考え方やノウハウである。

スタンドFMはその新たな源泉の一つになるだろう。

この柔軟性と包容力があるからこそ、サトミ営業相談所は日本唯一にして最強の営業の専門家なのである。