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異業種の方と語り合おう!

2021.09.10
異業種の方と語り合おう!

私は常日頃から、出会う人全てに、異業種の方と語り合うことを推奨している。
最初は多くの方が「いや友達で異業種の人がいるから大丈夫です。」と答える。
しかし、私が言っているのは「友達として付き合っている異業種の方ではなく、仕事上の仲間として異業種の方と付き合おう」ということである。
これは全く異なる事である。

確かに友達のほとんどは異業種の方だろう。
だが、私も含めて多くの方は、友達と会った時は自分のプライベートな話や趣味の話など他愛もない話で盛り上がるのではないだろうか。
また、仕事の話になる事はあっても、お互いの会社の愚痴を言い合うことが多いのではないだろうか?

(念のため言っておくが、私は友達と職場の愚痴を言い合うことを否定している訳ではない。むしろ、職場の愚痴を言い合ったり、或いは上司の陰口をたたくことを大いに推奨している。
何故なら、人間にガス抜きは必要であり、職場で円滑に人間関係を維持するのに有効な方法だからである。)
これは、何故そうなるかと言うと、友達は基本的に無条件で互いの味方であるからである。
もう少し言うならば、お互い味方であることを求め合っている関係だからである。
職場の愚痴を言った時に「いやそれはおかしい。会社じゃなくてお前の方がおかしい」などとはたとえその反論が正論であったとしても求められてなどいないのである
友達として知り合い、関係を構築してきた相手とは多くの場合、自分の立場に理解を示してくれ、自分の味方であることに安心し、満足するという関係なのである。
こうしたことは勿論一般論であり、中には例外も多数あるだろう。しかし、友達との関係の多くはこのような関係であると思う。
だからこそ、こうした友達は非常にありがたい存在であるとも言える。
この事に一切の異論はない。
人間、公私ともに悩みが尽きないからこそ、常に自分側の立場に立ってくれ、えこひいきしてくれ、無条件で応援してくれる友達は大事な存在である。

しかし、一方でこうした友達との関係だけで、解消しない問題もある。
それは仕事上の悩みや疑問である。

職場には、或いは自分たちの業界にはそこならではの常識や慣習やルールがあり、それに対して「違和感」を感じることもあるのではないだろうか
自分の意見の方が正しいと確信しているのに、職場では認められないと怒りを感じることもあるのではないだろうか?
こうしたことを相談したり、意見を求める相手は意外といないものである。
公平な立場で、正直に意見を述べてくれる相手はもっといないものである。
当然ながら、同僚や上司はまさに当事者であり、或いはその会社における立場があるため、公平な意見は期待できないことが多い。
友達は良くも悪くも自分寄りの意見をしてくれる。
そういう意味では、職場の人間も友達もポジショントークの域を出ないとも言える。
家族にも相談しにくい。
そんな方は意外と少なくないのではないだろうか?

 

 

 

 

仕事の悩みは第三者に話すのがベスト。

そこで解決してくれる可能性が一番高いのが、第三者である。
それを実現させる場として候補に挙がってくるのが、異業種交流会である。
ところが、私も参加したことがあるのだが、そこでは多くの場合、名刺交換から始まり、ほとんどの参加者は自分自身のビジネスに有益がどうかという視点で相手と付き合うか否かを見定めていく。
そういう意味では、利害のない第三者の意見を聞ける場であるかと聞かれると、違うと思う。
全ての異業種交流会を見たわけではないので正確なところは分からないが、どの方に聞いても概ねそう感じた人がほとんどであり、異業種交流会によって自分の仕事の相談や議論が出来る人に知り合うことが出来たという人はあまり見たことがない。
SNSはどうだろう。
様々なSNSはあるが、SNSの基本路線は良くも悪くも『共感・共有』である。
相手と意見を交換する或いは議論するツールとして有効かと言うとそうではないと思う。
こうして見てみると、公平な立場で利害関係のない第三者から意見を聞いたり、意見を交換する、議論することは実はそれだけ難しいと言える。

 

 

 

 

そこで立ち上げたのが「お仕事意見交換会」

そこで私が立ち上げたのが、【お仕事意見交換会】である。
そこでは、あらゆる業界のあらゆる職種の方が集まり、自由に様々なテーマで議論が展開されている。
自分の職場で起きた事や悩んでいる事、迷っている事、様々である。
お店や会社の責任者ともなると、部下や上司に愚痴などそう簡単に吐けるモノではない。そうかと言って、家族に相談できることでもない。
そんな時、全く違う業界の全く違う視点から、自分の意見や悩みについて意見を聞くことで「職場で感じていた違和感は私の独りよがりじゃなかった」と発見することもあれば、「ずっと不満に思っていたけど、私のわがままだったのかもしれない」となることもある。
しかし、良くも悪くも参加者が他の参加者の意見に納得できるのは、利害関係のない第三者の意見だからである。
勿論、他の参加者の意見に納得できないこともあるだろうが、素直に聞き入れることは出来る。
その実現の場となっているのがこの会である。

 

 

 

 

もう一つは「あらツイ」

そして、その夜の部とも言えるのがあらツイである。
あらツイ:私が開催しているtwitterで知り合った方と地元荒川区の居酒屋あんじゅでお酒を飲みながら語り合う街おこし&異業種交流会)
不思議なことにこの会では仕事の愚痴はほとんど出ない。勿論、気楽な会なので、仕事とは関係ない話で盛り上がる局面もあるのだが、多くは仕事の話で盛り上がり、愚痴はほとんど出てくることは無い。
特に「愚痴はダメ」「仕事の話だけ」などとルールを設けたことなどないのに、そうなっている。
まさに私が実現させたかった「利害関係のない第三者同士による仕事の議論の場」なのである。
これは友達とも違う、同僚とも違う関係として始まった関係だから、そしてそうした関係同士の人間が複数集まったことによる効果だと思う。
時に誰かの放った言葉にハッとしたり、「なるほど!」と思わせてくれる、そんな会でもある。
それがまた真面目な堅い会かと言えば、全くそうではない。
お酒も入り楽しく話せる場である。また遅刻も早退も自由で、適当に集まり、適当に各自帰っていく自由さも持ち合わせているため、終始和やかで笑いの絶えない会でもある。

またこの二つの会では上下関係は全くない。経営者だろうが、サラリーマンだろうが、全員が対等であり、年齢や立場によって意見が言いにくい、言いやすいという雰囲気ではない

『仕事の愚痴ではなく、仕事の議論を真っ向からしてみたい』、『純粋に色んな人の色んな意見を聞いてみたい』そういう方にはお勧めの会である。
こうした会はどこか厳しさも同居するのだが、発見や気付きがふんだんにある集まりであり、何より楽しい。
友達とお酒を飲むとも違う楽しさ、家族と過ごすとも違う安心感、職場にはない面白さが溢れる集まりであると自負している。

この二つの会の面白さや実現させたという事実そのものが異業種の方と語り合うことの意義であり、私が「異業種の方と語り合おう!」と主張する何よりの根拠である。

異業種の方と語り合おう!