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目からウロコの雑談のコツ

2019.07.08
目からウロコの雑談のコツ

「お客様との距離を縮めたい」というのは営業マンなら誰しも思うこと。

その過程で「お客様と雑談をうまく交わすにはどうしたらいいのか?」こうした相談事も多い。

これは営業マンだけでなく、あらゆるビジネスパーソンに共通の悩みであると思い、ブログに綴ることにした。

 

まずは相手の関心・こだわりが強いモノ(もしくはコト)を見つけよう。

雑談の成否は9割方これを見つけられるかどうかにかかっているので、

自分以外の人との会話からでも何でもいいので見つけよう。

(これが分からなければ天気の話という奥の手もある)

 

趣味が分からなければ、少し珍しいデザインの時計やノート、何でもいい。

「こういうのが好きなんだな」と自分が思えるものなら何でもいい。

そして、それについて相手に聞いてみよう。

趣味であれば「もう長いんですか?」でも「最近始めたんですか?」程度でいい。

モノであれば「長くお使いですか?」でも「最近購入されたんですか?」でも何でもいい。

考えなくても出てくるくらいの表現で全く問題ない。

 

無理に話やその場を盛り上げる必要も全くない。

あなたが相手に対して興味を持ち「話がしたいです」と思っていることが

伝わればいい、くらいの気持ちで十分だ。

その時に盛り上がらなくても、さっさと話が終わったとしても気にする必要はない

(なかなか盛り上がらず、雑談自体に苦手意識がある人が多いので強調しておく)

 

ここを間違っている人が多いのだが、

雑談をすることが目的なのではなく、あくまで相手との距離を縮めることが目的なのだから、

相手に自分の気持ちを伝えることが出来れば目的は達成なのだ、と思うくらいでちょうどいい。

 

さて、ポイントはこれからだ。

次会う時までにその話題について予習するのだ。

完璧に熟知する必要などない。

ちょっと時間が余った時にググってさっと読むくらいでいい。

 

あなたが距離感を縮めたいと思う相手はおそらくその後も会うことがあるはずだ。

その時、予習し前回よりも少し詳しくなってきた人間に悪い感情を抱く人はいないだろう。

 

また、この予習するという癖をつけておけば、相手の関心事を全く知らなくても

次回には雑談のネタになるという場面を作ることが出来るようになるはずだ。

(「ちょっと勉強してきましたよ」くらい言ってもいいだろう)

 

雑談のコツは

1、相手の関心事について相手ほど知らなくても会話は出来ると知っていること、

2、初回の雑談自体が盛り上がらなくても気にしないこと、

3、予習(もしくは復習)して前回よりも少し詳しくなって会話をリスタートすること、この三つだ。

 

世の中にはストイックな方がいて、相手との会話を楽しむためにあらゆることに精通している人も多いようだが、

ググれば大体のことが瞬時に分かる現在そこまでやる必要はないだろう。

 

回数を重ねていけば、どれくらいググれば会話がどれくらい成立するのかも大体わかってくるし、

よく出てくる話題も実はそれほど種類が多い訳じゃない。

 

一番大切なのは相手に「あなたのことをもう少し知りたいです」と伝えるために

一歩前に出ることなのだから。