今回は目から鱗のハウツー営業シリーズをお休みさせていただき、
1月21日に開催された第1回ウロコウのレポートをさせていただきます。
何故なら、ウロコウは非常に注目度が高く、
ウロコウ開催を宣言した記事は私がこれまで投稿した記事の中で最も読まれた記事の一つだからです。
ウロコウのコンセプトを改めて・・・
ウロコウは従来型の営業職講習とは少し異なる講習です。
では非常に突き抜けた内容かと言われればそうでもありません。
非常に素朴でシンプルな内容です。
従来型、つまりこれまで社内で営業職向けに行われてきた研修や講習、
或いは外部のコンサルタント会社に依頼し、
営業職向けに行っている講習はどんなモノでしょうか?
その多くに見られる共通点は
講師が受講する多くの営業職に対して
「営業の考え方や手法・ノウハウ」を伝授する形を取っています。
言わば、【一人対多数】の一方通行型です。
良い面もありますが、
一人一人の状況や要望に合わせた内容にすることは物理的に難しく、
結果として誰の行動にも変化をもたらさないモノになりがちです。
ウロコウは全く逆の考え方からスタートしています。
それが個々の営業職の悩みや疑問に私が答えるというQ&A形式です。
(講師である私はノウハウの伝授ではなく、
質問の回答による選択肢の提供を目的としています))
解説する内容は私が決めるのでなく、
参加者の皆さんの質問の回答に限定されます。
主役も主導権を持つのも、講師である私ではなく、
あくまで参加者の皆さんです。
そして、参加者は他の参加者の質問を聞くことが出来ます。
そのことで、
他の営業職がどのような疑問や悩みと奮闘しているのかを知ることが出来、
またその質問の回答もその場で聞くことが出来ます。
参加者全員の最低一つの悩みや疑問に答えるべく、人数は上限を5名とさせていただきました。
(今回、実際に集まったのは、4名です。)
【一人対少人数】の双方向型です。
ただ講師の話をじっと聞いているという受け身ではなく、
参加者一人一人が参加・発言できる条件にこだわりました。
その方が楽しく前向きな気持ちで参加できますし、
そうした気持ちで参加する方が高い集中力を維持することが出来るからです。
第一回ウロコウ当日の様子
では、1月21日当日を振り返ります。
参加されたメンバーは売上UPセミナーで既に私を知っている方もいらっしゃいましたし、全くの初対面の方もいらっしゃいました。
まずは全員に自己紹介をしていただきました。
お互いのことを少しでも知った方がその方の質問に真剣に耳を傾けやすい、またこの場での営業職同士の貴重な出会い・意見交換の時間を大切にして欲しいと考えたからです。
勿論私もしました。
その後、このウロコウのコンセプトを改めて説明させていただきました。
唯一当日に加えた修正
ここで、私は一つだけ当初の予定に修正を加えました。
当初は本編に入った段階で、一人一人の質問を受け、私がそれに答える。
他の参加者はそれを静かに聞いている、
そんな様子をイメージしていました。
しかし、思い直しました。
せっかくの機会です。
参加者の皆さんにもそれぞれの質問の回答をお願いしてみようと思ったのです。
つまり、参加者は全員質問者であると同時に、他の参加者の質問への回答者にもなっていただいたのです。
この方がウロコウの趣旨に沿っていると気付いたからです。
勿論、参加者はあくまで自身の質問に対する私の回答に期待し、
会費を負担していただいた上でこのウロコウに参加しています。
当然、私はある程度の時間をいただき回答させていただきました。
それに比べれば、短い時間ですが、皆さんそれぞれのお考えを聞かせていただきました。
さすが、現役の営業職の皆さんです。
とても端的にご自身のお考えを次々と述べてくれましたし、
中には私自身がうなるような回答もありました。
ですので、今後もこのルールは維持したいと思います。
質問とその回答について
どのような質問がされたのかを紹介することは避けますが、
一つ一つ質問をじっくり聞いてみると、
どこを調べてもその回答が見つからないというモノはなかったと思います。
営業本やビジネス書、SNSなどにもその答えが数多く見つけられるであろう質問ばかりです。
では参加者の皆さんはそうしたモノに目を通さずにウロコウに参加したのかというとそうではありません。
参加者の皆さんは、どの方も仕事に対して、とても真面目で勉強熱心な方ばかりです。
そうしたモノも人並み以上に目を通しているはずですし、そもそも高い向上心がなければ、こうした講習に参加しようとは思わないはずです。
自然に考えれば、
そうしたモノに目を通してみたものの納得できる答えに出会うことなく、
ずっとその疑問が引っかかっていたのだと推察できます。
それが私の回答で完全に解消したのかと言えば、
そうでもないと思います。
ですが、参加された方の感想を聞くと、
少なくとも
「そんな考え方もあるんだ」
「そんな風に考えればいいんだ」という部分は
少なからず感じていただいたと確信しております。
私の気付きとウロコウの価値
その他に、改めて感じたことも報告させていただきます。
まず、自身で抱えている悩みを改めて他人に伝えることは
それだけで大きな意味と効果があるということです。
自分自身の中で閉じ込めておくのではなく、
誰かに話すだけで改めて自身の頭の中が整理されるという事です。
同じことに長い期間悩めば悩むほど、
自力での解決や解消を諦めている期間もどうしても長くなります。
時間をおいて何度となく考え直してみればいいのに、
それがなかなか難しいのです。
そんな時はとにかく他人に話すことがおススメです。
解決や解消をゴールにしなくてもいいと思います。
誰かに話す時には、
無意識に
どのように伝えるかを自分の頭で考え、
自分の口を使って話し、
同時に自分の耳で自分の話を聞いています。
自分の目で聞いている人たちの表情を見ることが出来ます。
一人で悩んでいた環境とはまるで異なる環境に自分を置くことができます。
その環境の変化だけで、今までの自分では見付けるの事の出来なかった自分なりの答えが見つかる可能性があるのではないでしょうか?
まして、人間は日々変化しているのです。
自分の日々の変化を信頼し、誰かに悩みは疑問を話してみることは有効であると思います。
ウロコウはそうしたことが自然と出来る場であると確信しました。
二つ目は、他人の意見を聞くことで答えが見つかったり、
或いは他人の意見を媒介やきっかけとして、
他人の意見とは異なる自分の回答が見つかるということです。
営業職が他の営業職に悩みを相談することは意外と少ないです。
上司や先輩には聞きにくい相手も多いですし、
そもそも「こんなことを悩んでいると知られたくない」
という気持ちもあるでしょう。
上司はよく
「どんなことでも相談してきて」と口にしますが、
部下である営業職にとっては簡単ではないのです。
それに比べ、ウロコウには社内の人間はいません。
どんな悩みを吐露しても業務に支障が出ることはありませんし、
まして自身の評価を下げることなどあり得ません。
その上、これも意外と実現が難しい異業種の営業職との意見交換もできます。
そういう意味では、
ウロコウは既に便利な機能をいくつも持っていると思います。
最後に、ウロコウ最大の魅力にも触れたいと思います。
それは講師である私の意見の着眼点がユニークであるということです。
視点が他人と全く異なる為に、
どこにも書いていないし見ることも出来ない選択肢が見つかる、
という点です。
これがウロコウ最大の魅力であり、他社には真似できない特徴です。
これらは参加者の皆さんも恐らく感じているはずです。
そして、これら一つ一つがウロコウの価値であり、
ウロコウでしか実現できないことです。
回の終了後、次回の参加希望者も手を挙げていただき、
次回開催の日時も決まりました。
次回概要
次回開催日時は
3月18日土曜16:30~18:30です。
会場はJR日暮里駅から徒歩3分の日暮里サニーホールです。
会費は4,000円です。
お問合せや参加申し込みは弊所ホームページお問合せページからお送りください。
お会いできることを楽しみにしています。